サンゴが大きくなりすぎたら~サンゴのカット(トリミング)~
本日は、サンゴのカット(トリミング)の様子をご紹介したいと思います。
沢山のサンゴがある中から、本日はウスコモンサンゴのカット(トリミング)をご紹介したいと思います。
サンゴ飼育は難しいと思っている方は多いと思います。
弊社の様なメンテナンス業者でも、サンゴ水槽を管理できる業者も少ないのは事実です。
弊社では、海水魚・熱帯魚飼育問わずメンテナンスの基礎が詰まっているのがサンゴ水槽だと思っています。
メンテナンスの基礎をしっかりと行う事でサンゴはどんどん成長します。
最終的には、水槽面に触れるほどに、また水面ぎりぎりまで成長を続けます。
そのまま大きく成長させても良いのですが、ガラス面の清掃が出来なくなる事や、成長したサンゴ同士が接触し
弱い方のサンゴが死んでしまう可能性があるため弊社では、カットを行います。
では、ウスコモンサンゴの成長とカット(トリミング)を紹介します。
まずは、水槽に入れたばかりのウスコモンサンゴです。
写真の中央付近に見えるオレンジ色で、すり鉢状のサンゴが今回カットするウスコモンサンゴです。
まだ、野球ボールほどのサイズです。
3年ほど経過するとこの様になります。
巨大です!
手前は既にガラスと接触しています。
写真だとサイズ感が分かりずらいと思います。が、カットのため水槽内から取り出すとその大きさが分かります。
ではご覧ください。
手の平で23㎝ある私の手が、手首まで見えなくなるほどのサイズです。
キッチンのシンクに何とか入るサイズです。
基礎をしっかりと押さえたメンテナンスを行えばこの様に立派に成長させる事が可能です。
是非、サンゴ飼育でお困りの方は、アクアアシストのメンテナンスサービスや、レクチャーサービスをご検討下さい。
少し宣伝をした所でいよいよカットです。
カットは、本来であればサンゴカット専用の電動糸ノコギリでカットするのですが、大きくてもちはこびが難しいため、
メンテナンス現場でサンゴをカットする場合は、カラス細工用の電動工具を用いてカットしています。
ここからは、サンゴが弱らない内にカットを行わなければならず、時間との勝負になりますので、カットの様子を
写真にとれなくて申し訳ございません。
カット後は、この様になります。
今回、一番大きい面と小さな面の2ヶ所をカット致しました。
カットが終わったウスコモンはそのまま水槽内へ戻します。
本当は、切り口を薬品で消毒した方が良いのかもしれませんが、しっかりメンテナンスを行っている水槽であることと、
切れ味の良い道具でカットしているため、そのまま戻します。
手で割ったりした場合は、しっかりと処理を行う事をおすすめいたします。
カットから2ヶ月後の様子です。
カットした所がライン状に浮かび上がっていると思います。
カットしたラインより先が2ヶ月で成長した部分になります。
すごい速さで成長を続けます。
またカットするのも時間の問題です!
まだまだカットしないといけないサンゴは山の様にありますので、その際はまたご紹介いたします。
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